リストの元の値は、区切り文字で区切られたリストか、または単一の行または列の参照でなければなりません。(Excel)

午前1:

・Word「ページ設定、表の挿入・操作」

 

午前2:

・Excel「データベース機能、ウインドウ枠の固定」

 

午後1:

・相談「リストによる入力規則がうまくいかない(Excel)」

→本文参照

 

午後2:

・はがき作家「住所録の追加」

・Windowsの操作「編集機能(切り取り・コピー、貼り付け)」

 

午後3:

・Webブラウザー「備品の発注」

なんかすごい夕焼け@晩稲(2024/10/23)
なんかすごい夕焼け@晩稲(2024/10/23)

Excelでよく聞かれるテクニック、「リストによる入力規則」。

下向きの▼(プルダウンボタン)をクリックすると、

あらかじめ設定していたリストが下に出てきて、

キーボードを使うことなくマウスのみでデータが入力できる機能です。

 

操作としては、

  1. プルダウンボタンを表示したいセルを範囲選択する。
  2. [データ]タブ「データツール」グループにある「データの入力規則」をクリックする。
  3. [設定]タブ「入力値の種類」を「リスト」に変更。
  4. 「元の値」のテキストボックス内にカーソルを入れ、リスト範囲を選択。
  5. OKをクリック

で設定できます。

で、今回の相談者の方は上記の設定はすべて理解している前提。

にもかかわらず、下図のようなエラーが出てしまいました。

原因は何でしょうか?

エラーが出ない例は、「元の値」が「$B$4:$B$6」、

エラーが出た例では、「$D$4:$F$6」となっています。

 

後者はいわゆる「Excel方眼紙」、まず列幅を補足してセルを正方形の方眼紙にする仕様です。

必要に応じて「セルを結合」し、思い通りの見た目を達成するノウハウですね。

 

ただし、この「Excel方眼紙」で表を作ることによって、

今回のように「元の値」が「単一の行または列」にならず、

リストが使えないという弊害が起きるわけなんですね。

 

 

 

今週の別のブログでも紹介しましたが、これが具体的なExcel方眼紙の弊害です。

便利な機能なのに、特性を深く学んでいないがゆえに起きてしまう悲しい事故ですね。

 

 

 

パソコンが一般企業に普及して20年近く。

旧来の紙を見た目通りのデータにするだけが「デジタル化」だった時代。

その当時の従業員はぼちぼち定年を迎えて、もう当事者が居ないということもあるでしょう。

 

腹をくくってどこかで時間をとって、

「本当のデジタル化」をしないといけない企業さんも多いと思います。