午前1:
・Word「ページ設定、表の挿入・操作」
午前2:
・Excel「データベース機能、ウインドウ枠の固定」
午後1:
・相談「リストによる入力規則がうまくいかない(Excel)」
→本文参照
午後2:
・はがき作家「住所録の追加」
・Windowsの操作「編集機能(切り取り・コピー、貼り付け)」
午後3:
・Webブラウザー「備品の発注」
Excelでよく聞かれるテクニック、「リストによる入力規則」。
下向きの▼(プルダウンボタン)をクリックすると、
あらかじめ設定していたリストが下に出てきて、
キーボードを使うことなくマウスのみでデータが入力できる機能です。
操作としては、
- プルダウンボタンを表示したいセルを範囲選択する。
- [データ]タブ「データツール」グループにある「データの入力規則」をクリックする。
- [設定]タブ「入力値の種類」を「リスト」に変更。
- 「元の値」のテキストボックス内にカーソルを入れ、リスト範囲を選択。
- OKをクリック
で設定できます。
で、今回の相談者の方は上記の設定はすべて理解している前提。
にもかかわらず、下図のようなエラーが出てしまいました。
原因は何でしょうか?
エラーが出ない例は、「元の値」が「$B$4:$B$6」、
エラーが出た例では、「$D$4:$F$6」となっています。
後者はいわゆる「Excel方眼紙」、まず列幅を補足してセルを正方形の方眼紙にする仕様です。
必要に応じて「セルを結合」し、思い通りの見た目を達成するノウハウですね。
ただし、この「Excel方眼紙」で表を作ることによって、
今回のように「元の値」が「単一の行または列」にならず、
リストが使えないという弊害が起きるわけなんですね。
今週の別のブログでも紹介しましたが、これが具体的なExcel方眼紙の弊害です。
便利な機能なのに、特性を深く学んでいないがゆえに起きてしまう悲しい事故ですね。
パソコンが一般企業に普及して20年近く。
旧来の紙を見た目通りのデータにするだけが「デジタル化」だった時代。
その当時の従業員はぼちぼち定年を迎えて、もう当事者が居ないということもあるでしょう。
腹をくくってどこかで時間をとって、
「本当のデジタル化」をしないといけない企業さんも多いと思います。