午前1:
・OSの更新(1H)
午後1:
・OSの操作「壁紙の変更(WinXP)」
午後2:
・Excel「図の挿入、セルの書式設定」
・ギャラリー「画像のプロパティの確認」
・OSの更新
午後3:
・Excel「データの入力、ファイル機能」
午後4:
・Power Point「スライドの作成」
昨日あたりに大きな更新があったのか、
ここ二日ほどパソコンの起動・終了が遅いという事象が続いています。
時間が経てば(数秒~数日、更新の量・機器の性能による)終わりますが、
そもそもこの「更新」、いったい何なのかという相談も多いので、
簡単に説明します。
例えば最近では人と会話をするときはマスクをつけるのが当たり前になりましたが、
2年前はそんなことはなかったと思います。
こういった「常識」とか「当たり前」と言われるものの正体は「記憶」や「知識」であり、
コンピューターにおいては「OS」と呼ばれる記憶の根底にデータとして記録されています。
記録なので「ハードディスク」などの記憶装置(ストレージ)に書き込まれています。
そして当初は「マスクをつけたまま話すのは失礼」なこと、と記憶されていました。
ところ現在では新型コロナウイルスの飛沫による感染・蔓延防止のため、
少なくとも人と話すときはマスクをつけよう、という常識に世の中が変わってきました。
自分の中の古い記憶や常識が世の中では通用しなくなります。
ここで機械もほとんどの人間と同じように、
世の中がスムーズに回るように、自身の記憶を上書きします。
これが更新(アップデート)ですね。
これは一例ですが、最近はこのような常識の更新が世の中いたるところで見られます。
パソコンの世界も一緒で、今では毎日のように何らかの更新があり、
そのたびにストレージに新しい記録が上書きされています。
さて、そうなるとアップデートするデータ・プログラムの量が多かったり、
ストレージへの書き込み速度が遅かったりすると、
常にコンピューターに負担がかかり、起動やすべての反応が遅くなってしまいます。
ではどうすればストレスなくコンピューターを使うことができるか。
解決方法は主に2つあります。
1つはコンピューターの電源を常に入れておくこと。
実はこれ、スマホやタブレットがそうで、
パソコンと違ってシャットダウン(=電源を切る)せずにほとんどスリープになっています。
そうすると触っていない間に更新データの上書きを終えてくれているんですね。
実際更新が始まったパソコンはそのまま放っておくと、
いずれ更新の上書きが終わり、スムーズに動くようになります。
ただこれ、電気代の面でもあまり現実的とは言えない解決方法なんです。
そしてもう一つの解決方法が、
ストレージをHDD(ハードディスク)からSSDに換えることです。
画像左側がHDDで、右側がSSDです。
技術的な構造は省略しますが、何が違うかといいうと、
データの書き込み・読み込みの速度。
一般的なHDDが早いもので100ちょっと。
これがSSDになると500以上の速度が出ます。
(単位はMbps=メガビット/秒。)
イメージだと車と新幹線ほどの違いがあります。
実際に起動や終了の速度が5倍ほど変わります。
具体的には約1分かかっていたのであれば、10~15秒ほどで起動するようになります。
「でも、お高いんでしょう」という声が聞こえてきそうですが、その通り。
ですがそれは容量の大きいものの話。
ほとんどの方は200GBも使っていないので、容量の小さな1万円未満のもので事足ります。
仮に足りなくてももともと使っていたHDDを外付けにして使えばいいのです。
教室内で目についた方はほとんどHDDからSSDに換装してもらっていましたが、
まだSSDにしていないパソコンがありました。
動作が遅く「何とかならんか?」と言われたので、
「何とかなりますよ」と承諾。
SSDの納品後にデータのクローンを行うので、
だいたい1~3日のお預かり・1万円未満の予算で作業完了します。
まだの方はぜひ教室にご相談ください。
それこそ違いを体感すると、「常識が変わります」よ。