午前1:
・新型コロナ克服緊急応援金の申請
午後1:
・Excel「相対参照・絶対参照」
午後2:
・電話問い合わせ
Excelの授業の際に気になること。
この仕事初めて20年以上たちますが、
算数ができないまま大人になっている方が多く感じます。
ここで問題になるのは、その算数ができないままの方が、
- 自分ができないのはExcelの操作が分からないからだ。
と勘違いしてしまうことなんですよね。
(算数ができないこと自体は「悪」ではありません。「損」だとは思いますが。)
例えば、下のようなデータがあるとします。
高価なハーゲンダッツ一つと、
安価なうまい棒10本が売れたケースです。
いくつか計算が必要ですが、まずは数量の合計(C4)。
これはほとんどの方ができます。
C2(1)+C3(10)=11ですね。
で、問題は次の構成比です。
全部で11個売れ、そのうちの1個がハーゲンダッツなので、
ハーゲンダッツの数量の割合は「C2(1)÷C4(11)」という式で求まります。
ところが、この計算式が思いつかない方が結構おられます。
実際に書かれる計算式は
- C4÷C2
- B2-C2
- C2÷C3
などがあり、圧倒的に多いのはC4÷C2という間違いです。
(「割る数」と「割られる数」の無知・無理解)
本人さんはExcelの操作ができないことが原因と思い込まれていますが、
構成比の計算方法を知らない・理解していないことが本当の原因です。
平成29年の教育指導要領を見ると、比は小学5年生で習うようです。
ところが日本の義務教育は修得制ではなく履修制で、
年齢が来れば理解できてなくても次の学年に進んだり卒業が可能なので、
学校を卒業した=義務教育の内容を理解した、にはならないんですよね。
当教室は修得制なので、何百年かかろうができるようになるまでひたすらお付き合いします。
逆に言うと、理解するのにどれくらいかかる(時間≒お金)かは人によって全く異なるんですよね。
理解するのに時間がかかるから頭が悪い、とかでもないです。
正直教える側が素人だったり頭が悪い、と責任を擦り付けましょう(笑)
あなたはたぶん悪くないです。
次の定休日(3/9、3/16)は外部講師に出かけます。
期間とカリキュラムが決まっている完全履修制のセミナーのため、
受講生の方が理解してなかろうと居眠りしてようと、
淡々としゃべって時間が来たら全員卒業になります。
もし2日で理解できなければ、街のパソコン教室に通いましょう(苦笑)
実際にはスポンサー(主催者)の方々も事情と現実を理解されているので、
参加者の方全員が満足するテクニックを用意していますデス。