午前1:
・ネット検索やり方と仕組み
午後1:
・WordとExcelの間でデータをコピーする際のやり方と留意点
機械判読可能なデータの表記方法の統一ルール案です。
— 河野太郎 (@konotarogomame) November 25, 2020
ご意見照会は「政府統計の総合窓口」で12月1日まで。
https://t.co/ah0bkrSOft
e-Statにて、「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法案」が提示されました。
すごく簡単に言えば、「悪いExcelの例」と「良いExcelの例」ですね。
こんな感じで例が掲載されています。
「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法案」より一部引用
Excelなどの表計算ソフトはとても便利ではあるのですが、
せっかくの便利な機能を使えないようにデータが入力されることが多いです。
今回の例では合計を求める「SUM関数」という関数(四則演算では計算できないものを求める機能)で、
サンプル1~4のデータを合計するシチュエーションなのですが、
元データに「〇,〇〇〇円」と、単位と桁区切りのコンマが入力されています。
人間なら問題なく計算できるのですが、Excelだと今回の場合、
数値ではなく文字列が入っているので計算の対象ではない(合計から除外する)と
判断され、正しく合計が表示されません。
なのでExcelに気を使って余計な文字は極力外そうね、という話ですね。
(ちなみに計算式を使わないのであれば、体裁など考慮するとWordで作るほうが楽です。)
これ自体は非常に良いことですが、そもそもなぜ桁区切りや単位を表示するかというのは、
そのほうが人間は理解しやすいからなんですよね。
じゃあExcel様のために人間がへりくだるのかというとそうではありません。
ここからは政府の資料には掲載していないのですが、
内部的には数値のデータしか入っていなくても、
人間にもわかりやすいように画面と印刷物には単位や桁区切りを表示してくれる
「表示形式」という機能が存在します。
この機能を使えばExcelは計算ができるし、人間はぱっと見で分かりやすいという、
両社Win-Winの関係を作り出すことができますね。
しかしこれ、政府がしないといけないことなのかなぁとパソコン教室の講師としては思いますね。
でもまぁ、この手のExcelは非常に頻繁にお見掛けするのは事実ではあります。
注意喚起を促していただけるのはとてもありがたいことですね。