午前1:
・Androidスマホ「Wi-Fiの手動登録」
・ハードウェアの操作「マウスの操作」
・Windowsの操作「ウインドウの操作」
午後1:
・座学「ハードウェアとソフトウェア」
・座学「ネットワークの技術とサービス」
午後2:
・座学「ファイルサイズと転送速度」
・Googleスピードテスト
午後3:
・Word「表の操作」(履歴書の修正)
午後4:
・WebEx「仕様の確認と実際の操作練習」
最近、座学の需要が増えてきているように感じます。
特に新型コロナウイルスの感染が拡大し、リモートワークが叫ばれ、
多くの人が動画や音声などの大きなファイルを転送する必要が出て、
これまで通りのそこそこの回線速度では支障が出てきて、というシチュエーションが多いですね。
そもそも、コンピューター内のデータは「1」か「0」で表現する、
「ビット(bit)」という単位であらわされます。
電流が流れる時が「1」、流れなければ「0」という具合です。
モールス信号が非常に似ていますね。
その「0」と「1」の組み合わせで、
- 「00000000」なら「A」
- 「00000001」なら「B」
- 「00000010」なら「C」
という感じで、文字を表したものを「テキストファイル」といいます。
(本当はもう少し複雑ですが。)
1bitでは「0」と「1」の2種類、
2bitでは「00」「01」「10」「11」の4種類と、
nbitであらわすことができるデータの数は「2のn乗」で計算できます。
- 1bitなら2^1=2
- 2bitなら2^2=4
- 3bitなら2^3=8
といった感じですね。
(コンピューター上で「n乗」を表記する際は「^2」で表記します。)
コンピューターが生まれたアメリカでは、英語と数字・記号を文字として使います。
アルファベットは25文字で、大文字と小文字があります。
数字は0~9、記号はハイフンやピリオドなどですね。
そうすると、8bit(=256)あればすべての文字が表現できることになります。
そこで、ちょうど英字1文字を表す単位として、
8bitのことを1バイト(Byte)と呼ぶようになりました。
英字50文字なら50Byte(bitなら400bit)が必要になります。
Byteなら計算しなくてよいので便利ですね。
ところが、データを送る速度「転送速度」の場合は、
1秒でどれだけのデータを送ることができるかを示す単位として、
bps(ビー・ピーエス)というものが用いられます。
これは「bit per second」の略で、日本語に訳せば「秒速〇ビット」ということになります。
Byteで速度を示すと、小数点以下が出てわかりにくいのでbitを使います。
そうすると、100Byte(=英字100文字)のテキストファイルを、
1bpsの速度の回線で送ると、
100×8÷1=800となり、800秒かかると計算されます。
実際の回線速度で計算で例えると、
光回線は100Mbpsなので(Mは「メガ」と読み、100万を示します。)、
100×8÷1000000=0.0008秒
電話回線は54Kbpsなので(Kは「キロ」、グラムやメートルと同じく千を示します。)、
100×8÷54000=0.0148…秒
という風になります。
どちらもすごく一瞬ですが、これはあくまで文字のみのテキストファイルだから。
これが画像になれば小さな画像でも数メガは当たり前ですし、
もちろん動画になればさらにファイルサイズは大きくなります。
(動画は短い時間の中でたくさんの静止画をパラパラ漫画の要領で見せています。)
これまでは専門学校や資格試験を目指す人しか学ばなかった内容ですが、
現在では一般教養に近いものになってきていますね。
がっつりと座学になるので、気になる方はぜひ来校時にご相談ください。